ブランコ 愛安2012.5.8ミニバラが少しずつ咲き始めました。一番最初に咲いたのは、バレリーナパレードで購入した花なのですが、どうも私が持っているイメージと違います。それでもう少し確かめてからにしようと思いました。 それで第一番の登場としたのが愛安ローズさんのブランコです。 ブランコ開花始め ブランコ開花 昨日から花弁が解けはじめ、ほど良い咲き加減は今日かなと待っていたのです。 白地に深い赤覆輪。こういう咲き方のミニバラはすくないです。それに香りが良い。咲き方も高芯剣弁で私の好きな花型です。 最近、愛安ローズさんの試験品種としてFGというのが出てきていますね。とてもよく似ています。私はFGと言うのは覚えにくいのでそちらには、新ブランコと勝手に名前を呼んでいます。 両方同時に咲くと見比べられて花の違いが判るのでしょうね。 2011、5、6 今日も明るい曇りでこれ以上晴れそうにありません。気温は昨日より暖かいですので少し作業が出来きそうです。 ブランコが先日から咲き始めこれ以上待っているとさらに咲き進みますので、とりあえず撮っておきました。 ブランコ9 ブランコ7 ブランコ8 花径7cm。気温が低いと香りませんが、今日くらい暖かいと香ってきます。香りには気温で左右される性質があるようです。おそらく成分によって揮発する温度が違うのでしょうね。 このミニバラは昨年交配したら種が取れましたので、今年も交配して種を取ろうと思います。しかし、柱頭に蜜が出ないので花粉が着きません。いつ頃なら花粉が着くのか、バラの交配は未知数のところが多いです。 2010.11.28 今日のミニバラはブランコ。花径6cmで紅覆輪です。やや花保ちが悪いのですがこの花唯一の特徴があります。それは香りです。 ミニバラ ブランコ ミニバラ ブランコ ミニバラは香りのある花が少なく、最近は大輪種で香りのあるミニバラが次々と出てきましたがどちらかというとフルーツ香です。さわやかな甘い香りが多く、好ましいのですが、やはり普通のバラのあの濃厚な香りのミニバラも欲しいのです。 濃厚なバラの香り、それはダマスク香ですが、その香りのするミニバラは私の知っている範囲では2種類だけです。1種類がヘルメス。私がミニバラ栽培を始めるきっかけとなったミニバラです。もう一種類がこのブランコです。 ダマスク香というのは濃厚な香水の香りで、有名な深紅のバラ、パパメイアンの香りというと判りやすいですね。その香りをヘルメスも持っているのですが、花径が小さいのです。濃厚な黒に近い赤で素晴らしいのですが、花もちもやや物足りないところがあります。 このブランコは愛安ローズさんが開発した品種で、素晴らしいダマスク香です。ただ花首がやや細いという難点があります。 この香りを伝えた大輪ミニバラを何とか作れないか。実は今年の春にこの花が咲き始めたころに交配をしてみたのです。初々しいめしべが現れ、さあ花粉をというときに最新の大輪ミニバラには花粉が出る品種が少ないことが判りました。 そこで花粉が少しでもありそうなミニバラを片端から持ってきてめしべに着けたのです。その甲斐あってか、何とか実がなっています。というわけで雄親はなんだか判りません。 交配したのは一つですので中に種ができているかどうか心配なのですが、もし種が一つでも出来ていたら来年はそれを大事に育てたいと楽しみにしているところです。 ブランコは果実ができるということが判りましたので、来年はもう少し交配する花の数を増やして試してみたいと思っています。何色でもいい、ダマスク香のミニバラができたらいいな。 2010.6.1 ミニバラのブランコです。愛あんローズさんの作出で、ミニバラには珍しいダマスク系の香りを持っています。 ブランコ ブランコ ダマスク系の香りのミニバラといえばヘルメスですが、こちらは花径が小さく花持ちが悪い。その点ブランコは覆輪咲きでしかも6cmには咲き花持ちもヘルメスより長いと、喜んだのですが、茎が細く時としてうつむいてしまいます。 オーバーナイトセンセーションも茎が細くしかも伸びますのでそれよりはマシかもしれません。いずれにしてもダマスク系の香りにするミニバラのさらなる登場が待ち望まれるところです。 2009.10.5 ブランコ 愛安ローズさんが作出した香りのよいブランコですが、首がやや細くて、ややうなだれて咲きます。 色は上品な白に赤い覆輪で形も高芯剣弁でバラらしく咲きます。香りもダマスク系に近い香りなので香りのミニバラとしては貴重なのですが、この時期はまだ頼りないです。花径4.5cm。 同じダマスク系の香りがするヘルメスは、この時期にはすぐに星のように開いてしまうことを考えれば、申し分ないはずなのですが、期待が大きかっただけに残念さがつのります。 この花に交配して種が出来ればと思ったのですが、実を付けませんでした。 2009.5.1 ミニバラ ブランコ ミニバラ ブランコ ミニバラのブランコが咲き始めました。花径6cm。気温が低いとあまり香りませんが、ミニバラには珍しいダマスク系の香りがする花です。 花色もいいですね。愛安ローズさんの作出だそうです。昨年はこの香りと花形にほれ込んで、交配して種を取りたいと思ったのですが、残念ながら結実しませんでした。 株の大きさがまだ小さいからかもしれません。なんとかこの香りの新しいミニバラを作ってみたいと思うのですが、そう簡単ではなさそうです。 写真は1枚目が本日コンパクトカメラで日陰で撮影、2枚目は昨日一眼レフカメラで日向で撮影したもので、バラの色合いが変わったわけではありません。同じ花なのですがずいぶん色の濃さが違って撮れるものですね。 2008.12.21 ミニバラ ブランコ 久し振りに屋上に行きましたら、ミニバラのブランコが咲いていました。香りが強いということで購入したミニバラです。今日は暖かいからかもしれませんが、しっかりと香っていました。 愛安ローズさんで作出されたミニバラで、一年で咲く回数はフォーエバー社のものに比べると少ないようですが、この色と形は特色があります。背丈もそれほど大きくならず、20cmほどの高さですので、ミニバラの特質をしっかり備えています。 ミニバラって丈夫ですね。(例外はありますが。)まだまだチラホラですが、咲き続けてくれそうです。日が射してくれさえすれば外に出る気がします。そんなときに花が咲いているのは気持ちが良いものです。 2008.9.6 夏のブランコ(ミニバラ) ダマスク系の香りの強いミニバラだったのですが、夏の花は全く香りません。香り成分が飛びやすいのでしょうか、それとも夏は香り成分を作らないのか。 花の大きさは約5cmで形も良いのですが、2日目には開いてしまいます。早めに切花にして楽しむ方が良いようです。 病気には比較的強いようで、黒点病がかなり見られ始めている中、このブランコにはまだ発生していません。しかし時間の問題かなと思っています。 時間を作って、ヨーグルトイーストと醸造酢、それにハバネロエキスを散布しました。イースト菌はやや濃い目に、醸造酢はやや薄めにしました。ルリミノハムシが花弁をかじって困りますので、ハバネロはやや濃い目にしてみました。それでも500倍程度です。 2008.6.16 ブランコ バラの名前 ブランコ 花径 5cm 樹高 30cm 香り ダマスクとフルーティのミックス? 香り強度 7~8 色 白に深い赤覆輪 花首 細い 作出者 愛安ローズ 栽培鉢 18cm長鉢 名前の由来 愛安ローズの遊園地シリーズ コメント 愛安ローズから今年初めて出荷されたミニバラ。愛安ローズ作出のミニバラはいずれも香りがありますが、観覧車を除き花径が小さい中で、このミニバラは花径が5cmと中間で、しかも花型がよいのが特徴です。 香りの質も、フルーティー系が多い中、ダマスク系が入っているのか、特有の香りがして好感が持てます。今年購入してじきに切花にしたのですが、次の花がすぐにあがってきました。香りのミニバラがお好きな方にはお勧めのミニバラです。 2008-5-29 ブランコ 香りが良いということで入れたブランコです。我が家で咲いても相変わらず良い香りでした。香りが強いといわれるスイートチャリオットがそれほど香らない中、しっかりと香ってくれるミニバラです。 香りの質もダマスク系でフルーツ系の香りとは少し違います。ダマスク系の香りがするミニバラは、他にはヘルメスしか知りませんので貴重な存在でも有ります。花の形や色も4月に届いた時の姿とほとんど変わりません。4月に咲いていたものを切ったあともう次の花が咲いたということで、かなり丈夫ですね。 花径が5cm程度と我が家では小さいのですが、香りが強く花茎がしっかりしている点では、ミニバラの香り品種として有望な品種です。(ミニバラで花の大きさよりも香りを重視する方には、このブランコ、サンゴ、ヘルメス、ハニームーン、オーバーナイトセンセーションをお勧めします。それぞれ香りの質が明らかに違います。) 追伸 長雨が続きました。いくつかの種類は長雨の影響で花弁が痛みましたが、このブランコはまったく痛みませんでした。弁質がとても強いということですね。家庭で育てるときに弁質が強いといいことは大きなメリットです。雨が続いてもしっかり咲いてくれることを意味しますから。 ブランコ 2008-4-9 ブランコ 昨日届いたブランコです。香りのあるミニバラとしては久し振りに大輪の素晴しいバラでした。 花径5.5cm。首もしっかりしていて、切花にしても充分楽しめそうです。花持ちも咲き急ぎはなさそうです。 肝心の香りですが、昨日届いて夕方かいだときは、とても強香であまり好きな香りではありませんでした。しかし今朝改めて嗅いで見ると、落ち着いた香りになっていました。甘いと言うより濃厚なダマスクモダン系の香りでしょうか。 昨日の香りは輸送により花が興奮していたのかもしれません。ダマスクとブルーローズの香りがミックスされたような強い香りでした。気温が高くなると変化するのかもしれません。 以前香りの強度の提案をしました。今回のバラはかなり香りが高いのでこの尺度で言うとどの程度になるかその提案を再掲します。 バラの「香り強度」指標の提案 バラの例示 0 香りがまったくしない 無香 1 香りがあるらしい 微々香 チュチュ 2 香りがごくわずかにある 微香 3 香りをかすかに感じる 微香 リヨン 4 香りが感じられる 弱香 5 香りがしっかりと感じられる 中香 ボナンザ 6 香りの質が明確にわかる 中香 ハニームーン 7 風に乗って香りがあたりに広がる 中香 粉粧楼 8 花から鼻を5cm離しても強く香る 強香 オーバーナイトセンセーション 9 花の周囲に香りが漂う 強香 パパメイアン 10 花の周囲に香りが強く漂う 強香 シャリファアスマ この分類からすると、このブランコは6~7にあたりそうです。開きかげんや気温により8程度まで行くのかもしれません。それほどしっかりした香りがあります。 花もローズ色のはっきりした覆輪で、大輪バラのローズゴジャールを彷彿とさせます。我家で栽培したとき、香りや花色がどのように変化するのかとても楽しみな品種でした。写真を撮るのに久し振りに力が入りました。 ブランコ ブランコ |